On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

RUN。

もう11月。 去年は海街への移住をひかえ、引っ越し作業に右往左往していた。 その前の年なら走り込みの時期。 以前暮らしていた街では毎年12月にハーフマラソン大会が開催される。 もともと走るのが大好きな私はトレーニングを始めて、2年連続で参加してい…

丁寧。

賑やかな夏が終わって季節は進み、秋も少しずつ深まってきた。 まだ半袖を着る日も多いけれど、夜は肌寒くなってきたので布団をかけて眠る。 秋生まれの私にとっては毎年節目になる季節で、この1年を思い返す。 去年の秋は新しい家の建築が大詰めの時期で、…

短い夏。

海街に引っ越してきて初めての、大好きな夏がやってきた。 太陽の光が燦々と降り注ぎ、セミが盛大に朝から鳴いて、海はキラキラと眩しい。 最高!! 今年は海水浴場が開くので、私のお気に入りの海の家も開いた。 週末は観光客で混み合うものの、平日は割と…

Summer has come!

梅雨入りしてから、本当にたくさんの雨が降った。 警報や注意報が何度も出て、大きな災害が起こった地域もある。 我が家の利用する高速道路のインターも、のり面崩落のため未だ出入口が閉鎖している。 毎日雨降りか曇りで、海も鉛色ではなんとなく気持ちが滅…

人と人。

海街に引っ越して7ヶ月あまり。 一人暮らしにも慣れ、別々に住んでいる家族とのつながりもパターン化してきて、私はとてもリズミカルに和やかな毎日を過ごしている。 一人暮らしと言っても人との関わりがなくなったわけではなく、一人だからこそ人間関係は…

天気。

雨の季節がやってきた。 ワンコの散歩にいくタイミングを見計らうのに、雨雲と睨めっこしている。 どうしても1日2回朝と夕方には外に行きたがるワンコのために、私はいつも空を見上げている。 今は雨雲の動きをお天気アプリなどが予測してくれる。 でも、少…

1969。

母と電話で話していて、私の気ままなほぼ一人暮らしが羨ましいという話になった。 母は父と二人暮らしなのだけれど、齢70を過ぎても父は現役で働いている。 生活のリズムは子育てしている頃に比べたら自由ではあるものの勝手にはできないと。 父が帰る頃を…

しあわせの香り。

日本人の両親の元に生まれて、日本で生まれ育ったというのにご飯よりパンが好き。 私の中では、ごはん<麺<パン。 自分でも焼くくらいのパン好き。 パンは妥協したくないので、好みのパンに出会えるまでパン屋さんを巡るのも大好き。 私の住む海街はパン屋…

高2病。

巷では「中2病」と言っては、思春期特有の言動や、それを言ったりやったりする人のことをからかったりする。 私の場合は「高2病」。 少し意味合いは違うけれど、40代も後半だというのに、高校2年生の時に聞いていた音楽、好きだったファッションやカル…

RUN。

高校時代はバスケットボール部に所属していた。 背が高いというだけでセンターというポジションを与えられたけれど、へなちょこプレーヤーだったのでレギュラーメンバーになったことはない。 それでも3年間続けたバスケットボールは楽しかった。 バスケット…

食いしん坊。

冷蔵庫の整理をしていると、強力粉の賞味期限がギリギリだった。 子供が学校の課題でリンゴ酵母を手作りした時に買った。 手間暇かけて育てた酵母でパン作りをするというので、ちょっと奮発して高級な強力粉を用意してあげた。 ほのかにリンゴが香る、もちも…

春の嵐。

春は天気が荒れがちの季節。 風が強かったり、低気圧が張り出したり、三寒四温の文字通り気温さえも目まぐるしく上がったり下がったり落ち着かない。 黄砂や花粉が強風で舞い上がり、鬱陶しいアレルギー症状を引き起こす。 花粉症の私にとっては体調も万全と…

3.11。

今朝の海は風もなく、とても穏やかだった。 誰もいない海で手を合わせた。 私はほぼ毎日海を眺めに浜にやってくる。 波も高く白波が立った荒れた海を目にすることもあるけれど、ほとんどの日は静か。 大きな海に癒され、気分良く浜を後にする。 私にとって海…

美味しいお店。

私の住む海街には美味しいお店がたくさんある。 3万人を少し越すくらいの人口の街に、これだけのバリエーションの美味しいお店があるのは珍しいのではないかしら? 私も夫もお酒と美味しいものが大好きなので、満足のいく外食ができるのは住む街の条件とし…

古き良き。

私の住む海街は都心からそう遠くないこともあり、別荘地としての歴史も古い。 明治の時代から建てられてきた瀟洒な別荘は、残念ながらこの街の中では今はもう数えるほどしか残っていない。 所有者の高齢化や後継者不足、そして建物自体の老朽化が著しい。管…

再会。

1991年。 まだ世界は湾岸戦争中で多国籍軍を日本も支援し、海上自衛隊の船がペルシャ湾に派遣されていたその頃。 社会問題などにはほぼ目を向けることもなく、15歳の私は都内の女子校に入学した。 団塊ジュニア世代の私達はとにかく人数が多く、私の母校…

いらっしゃい。

今日は朝から掃除三昧の大忙し。 まだ引っ越して3ヶ月くらいだけれど、毎日暮らしていけば家のあちらこちら汚れてくる。 もちろん日々掃除はしている。 掃除機はルンバに任せているけれど、ルンバの手が届かない場所はクイックルワイパーや雑巾掛けもしてい…

YOKOSUKA。

海街に移ってから、時折横須賀の港に出かける。 海上自衛隊の港があるこの街では、水上艦艇や潜水艦などを普通に目にすることができる。地元の方には見慣れた風景でも、毎回感動してしまい時間を忘れて眺めている。 日々厳しい訓練を積み、旭日旗をはためか…

春。

今朝、春がやってきた。 朝起きて窓を開けると「ホーホケキョ」とウグイスが鳴くのを聞いた。 この街に来るまで知らなかったのだけれど、ウグイスはいつもはピーピー鳴く。 春の繁殖の季節がやってくると、鳴き声が変わるそう。 道端にはたんぽぽやオオイヌ…

モデルハウス。

HMの担当のHさんから電話があった。 「お客様に是非、お宅をお見せしたいのですがいかがでしょうか?」 これから家を建てようとしているご家族に、モデルハウスとして紹介したいとのこと。 Hさんにもスタッフの方々にもたくさんお世話になったので、恩返しの…

山街。

私の住む海街は、海以外の三方を山に囲まれていて、ハイキングコースが設けられていたりもするのだけれど、この街の人は山中で普通に暮らしている。 裾野から山の上の方までずっと広がっている住宅地もあれば、山の上まで道路でぐんと上がっていくと頂きに現…

良理道具。

私の父は東京の浅草生まれ、浅草育ち。 祖父母が亡くなり父の実家がなくなってしまうまでは、浅草はよく出かけていた場所の一つ。 上野動物園や上野公園、浅草寺など、あちらこちら小さい時にはよく連れていてもらった。 地元の鳥越神社の祭りには、父が汗だ…

おしゃべり。

私は寒いのがとても苦手。 それもあり、冬という季節が好きではない。 冬の間はなるべく家にいたい、外に出たくない。 歩いて10秒で着くご近所のカフェさえ、足が遠のいている。 家で過ごすのがもともと得意なのに加え、今冬は私のこだわり満載のお気に入り…

水没。

ほとんどの人にとって、スマホは肌身離さず持つ物のひとつになった。 電話はもちろん、メールやLINE、PayPay、ネットショッピングなど、生活に必要不可欠な機能は数え上げたらキリがない。 中でも、私が重宝しているのはカメラ。 昔はデジカメを必ずバッグに…

はたらくくるま。

今も続いている外構工事。 別の場所に住んでいたので、家が建ち上がるまでの過程を毎日見ることはできなかったけれど、外構工事の様子は毎日眺めることが出来る。 昔からものが作り上がる様子を見るのが大好きなので、とても楽しみにしていた。 外構工事は家…

映画。

今は映画を気軽にいつでもテレビで見られるようになった。 昨日の子供との電話。 今日は良い映画を見て元気が出たと子供が言った。 辛いことがあった訳ではないけれど、明るい気持ちになったそう。 ちょうど私も見たかった映画を見られたので、二人で映画の…

収集カレンダー。

「郷に入っては郷に従え」 他から引っ越してきた新参者が、まず守らなければならない街のルール。 それはゴミ出し。 今までずっとマンション暮らしだったので、いつでもゴミはゴミ置き場に置いておけば良かった。分別がよくわからないものも、置いておけばス…

ラジオ。

昔からラジオをよく聴く。 手を動かしている時も、ドライブしている時も音楽だけを聴くよりもなんだか耳に心地よい。 今は、海街のコミュニティーラジオをつけることから朝が始まる。 ひとりでいる時間が長い生活を海街で始めてから、さらにラジオを聴く時間…

おはよう。

ワンコの散歩は朝と夕方の1日2回。 海街にくる前は子供のお弁当作りやら何やらで、6時台には起きていた。 ありがたいことに今は堂々と朝寝坊できる毎日。 散歩は8時くらいに家を出る。 ちょうどこの時間は近隣の小学生たちの登校時間と重なる。 海街の子供…

English。

子供と英語について話していて、高校時代の英語の先生をふと思い出した。 高校時代、勉強は好きではなかったけれど、英語は退屈しない教科の一つだった。 特に、当時L.Lという科目があり私の大好きな授業だった。 推定40代、アメリカ帰りであっただろう女…