モデルハウス。
HMの担当のHさんから電話があった。
「お客様に是非、お宅をお見せしたいのですがいかがでしょうか?」
これから家を建てようとしているご家族に、モデルハウスとして紹介したいとのこと。
Hさんにもスタッフの方々にもたくさんお世話になったので、恩返しのつもりで快諾した。
この家に住んで数ヶ月、本当に生活しやすい家なので是非お勧めしたい気持ちもあった。
私の『夢ノート』をもとに、まさにワンチームで作り上げた我が家。
こうすれば良かったぁとか、これはいらなかったなぁという場所がひとつもない。
関わった全員が諦めず、ひとつひとつ丁寧に粘り強く検討してきただけのことはある。
注文住宅は本当に大変だけれど、頑張った先には夢のような暮らしが待っている。
毎日ストレスを感じず、快適に気持ち良く過ごせている。
結婚して20年家事を担ってきたので、ルーティーンも決まっているし、使うものも手順も私流が既にある。
それに合わせて作った家なのだから、家事動線が完璧なのは当たり前。
それから、少し無理をしてオーダーにしたキッチン。
高さ、幅、レイアウト、素材、全てが私好みに合わせているので、居心地が最高に良い。
料理をするだけでなくゆっくりお茶を入れたり、お花を生けたり、お酒を飲んだりして毎日何時間もここにいる。
このキッチンに立つと富士山を眺められる。
今年は寒くなってきてもしばらく雪をかぶらなかったので、白富士を毎日楽しみに待っていた。
大好きなキッチンで心置きなく、ゆったり時間を過ごしている。
全てに予算はかけられなかったので、キッチンを1番に考えて家づくりをしたけれど、大正解だったと思う。
家を建てる時には、どの場所が大切な場所なのか、誰がどこにいる時間が一番長いのかを考えることは大事だと思う。
我が家は子供と別世帯なので簡単に答えは出たけれど、家族が多いと揉めることもあるかもしれない。
家のことを家族ひとりひとりが考えることで、家族のスタイルも再確認できる。
意外と全員がキッチンを好きだったりすることもあるかも。
それならみんなで集まれる、広くて大きなキッチンを作れば良い。
家の中にいるよりDIYやガーデニング、アウトドアが好きなら、家なんか小さくていいから大きいガレージと庭を作ったらみんな楽しいだろう。
家族のスタイルに合わせて、家はどんな形にでも建てられる。
それには、まず信頼のおける家づくりのチームを見つけること。
今度我が家に来るご家族にも、このことは伝えたいと思っている。
この続きは、また次回。
sea you soon.