On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

平。

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ハウスメーカーと工事請負契約を結び、家づくりは現実味を帯びてくる。

これを終えるとハウスメーカーは役所に建築確認申請書というものを提出し、建築基準法に沿った建物かチェックを受けることになる。これ以降に変更をすると手続き等がとても大変なので、プランを細部にわたり確認していく必要がある。

もう何度も訪れているハウスメーカーで、このためのミーティング。

平面詳細図と展開図、立面図、電気配線図、仕様書などを各自の手元に広げて確認作業。少しでも違和感があれば質問し、HさんやSさんに説明をいただき、もしくは変更をする。この繰り返しで、1階2階と進める。長い時間をかけて、このミーティングも終了。

これで、実際に家を建てていくことになる。

これで家が出来上がっていくのね〜とワクワクする期待感と、なんだかすごいことが始まるなぁという緊張感で複雑な気持ち。

我が家の場合は住み慣れた街を離れての移住なので、なおさら。

 

そして、迎えた地鎮祭。特定の宗教は持っていないので、一般的な神式で行うことになった。仏式やキリスト教式もあり、仏式はお坊様にお経をあげて頂き護摩たきをする。キリスト教式では神父様や牧師様がいらして讃美歌を皆で歌い、お祈り。鍬入れのかわりに聖書を埋めることもあるそう。

神式は神社の神主様に来て頂き、土地の神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願して頂く。

でも、私たちとハウスメーカーと神主さんの予定を合わせるのに、六曜の大安日だとスケジュールが合わない。そこでHさんから提案があった。建築の場合は、六曜よりも古くから日本にある十二直という暦でみることが多いと教えていただいた。

例えば、大安日でも十二直の凶日に当たっていればその日は避けるそう。私たちのスケジュールが無理なく合いそうなのが、「平」という日。物事が平らかになる日ということで、地鎮祭にはぴったりの日のよう。

当日は生憎の雨模様だったのだけれど、「平」は地固めに良い日でもあるので幸先よかった。

まさに雨降って地固まる。

ちなみにこの地鎮祭ハウスメーカー主導で行うので、私たち施主は神主さんへの謝礼を包むだけだった。儀式が終わると、御供物だった昆布や御神酒、果物やお野菜を頂いた。神主さんに御礼のご挨拶を終えると、雨も上がっていた。

 

次の日から着工という事もあり、そのままご近所にハウスメーカーの方々と工事関係の方と一緒にご挨拶に回った。私たちもご挨拶の品を用意し、ハウスメーカーさんは工事の挨拶状と定番のタオルを用意していた。近所をぐるり8件ほど回ったが、皆さんとても快く対応くださった。この先、何十年も関わっていくご近所さんとは良い関係を築いて行きたい。工事の方々にも安全を最優先にご近所にお気遣いもお願いしますと、ご挨拶の品をお渡しした。

 

家の建築が始まったので、次のことを考えていかなければならない。今まで、家自体のことに集中していて手付かずというか後回しにしていた外構工事。

デザインパースと概算は頂いていたけれど、さてさてとよく見たら、これはちょっと!と思うくらいの数字が並んでいた。これで、この値段なの???

そう、私達は知らなかった。

外構って、とってもお金がかかることを(泣)

「平」からまた山に登ることになり、家づくり第2章が始まった。

 

この続きは、また次回。

sea you soon