On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

続・今住んでいる街。

マンションの1階に引越し、足音を気にしないで子供ものびのびと生活ができるようになった。 マンションは通っている幼稚園からも近く、子供は毎朝夫と手を繋いで登園する。 目の前には小さい頃から遊びに来ている公園があり、降園後はひと遊びして帰ってく…

今住んでいる街。

家づくりから次は、具体的な移住の段取りにステージが移ってくる。 私達家族が住んでいる東京のこの街には、子供が2歳の時に引っ越してきた。 切迫早産でしばらく入院を経験してからの出産になったため、出産後は私の実家でしばらく両親の手を借りての新生…

蛸足。

「上棟式はどうしますか?」 とハウスメーカーのHさんから連絡があった。 上棟式は棟上げのタイミングで、工事の安全と住まいが無事であることを神式でお祈りし、棟上げできたことをお祝いする式典。 ちなみに柱や梁を組み立てた後、屋根の一番高いところに…

見直し。

だんだん家の工事が進むにつれて、急に不安になってきた。 何か大切なことを忘れていないか、まだ考えられる場所やものはないか? 最後の最後に決めた外構のプランにも費用がかかるので、何か絞れるところは無いかしら?と全部の見直しを始めた。 ハウスメー…

ソファー。

海街での家づくりは着々と進んでいる。 慌ただしくあれこれ必要な情報を詰め込んだり、ショウルームを巡ったり、図面と睨めっこして悩んだりすることはなくなった。山ほどあった本やカタログ、パンフレットも整理。こんなによく集めたなぁと感慨深い。 棟上…

続・9.11

途方に暮れて路上にたたずむ観光客、扉をしっかり閉めたショップ、沢山の軍人さんを横目にカラカウア通りを進む。 ウェディングプランの会社に着くと、困った顔で担当の方が現れた。 参列するはずの友人たちがハワイにたどり着かなかったことを伝えると、 「…

9.11

今朝、仕事で家を空けている夫からLINEが来た。 「今日は結婚式の記念日ですね。今年はハワイに行けなかったけど、近いうちにまた二人で行ってあの時行った場所を辿ってみるのも良いね。」 とあった。 19年前の9月11日夕方。 雨がひどく降る中、ドレスの入っ…

対。

外構工事はエクステリアとも言われ、つまりは住宅の外まわりのこと。 駐車場やお庭、ウッドデッキや塀など全ての工事は家の工事とは別に行われるそう。 思いがけず希望の場所に土地が売りに出たので、それに飛びつくように申し込みをすることからスタートし…

平。

ハウスメーカーと工事請負契約を結び、家づくりは現実味を帯びてくる。 これを終えるとハウスメーカーは役所に建築確認申請書というものを提出し、建築基準法に沿った建物かチェックを受けることになる。これ以降に変更をすると手続き等がとても大変なので、…

92cm。

「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」 私の大好きな吉本ばななさんの小説『キッチン』はこの一文から始まる。 タイトル通りキッチンを心のよりどころにしている、みかげという女の子のお話。 この小説に出てくるキッチンの描写がとても良くて…

大人の事情。

楽しみにしていたキッチンのプランが固まり、ハウスメーカーのHさんから図面をいただいた。 わーお! クリスマスの朝、ツリーの下にプレゼントの山を見つけた子供のような気持ち。 世の中に素晴らしいキッチンは星の数あるのだとは思うけれど、私にとっては…

キッチン。

家の中でいちばんこだわる場所。 もちろんすべての場所にこだわりは持ちたいし、『夢ノート』のまま家づくりが出来たら嬉しい。そのほうが、多分簡単かもしれない。 友人の話では、気に入ったインテリア雑誌の建築紹介記事を住宅メーカーに持ち込み、このま…

ステイホーム。

生活のベースである2階のプランがだいたい終わると、次は1階。 玄関や玄関周りの収納やポーチ、子供部屋、洗面所付きのトイレ、多目的室。 玄関は2階リビングとの繋がりで雰囲気も変えない。玄関収納はできるだけ広く取って、ハンガーラックをつけたい。コ…