On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

もうすぐ。

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この街で過ごすのもあと少しだと思うと、少しセンチメンタルになっている今日この頃。

犬の散歩で近所を歩きながら、あらこんなところにこんな花が咲くのね〜とか、見慣れてしまっていたけれどとても立派なお寺だったのねっとかの新しい発見があったりもする。

都心でも緑が多く、のんびりとした雰囲気。地域のお祭りがしっかり続いていたり、駅前に出れば個人商店も多い。かと思えば、雑誌に載るようなおしゃれなお店やレストランもちらほら。都バスで渋谷まで15分、メトロに乗れば銀座まで15分、高速の入り口もすぐで暮らしやすい。すべてがちょうど良い塩梅の街だった。

子供を産んで育てたこの街ともそろそろお別れ。

 

しみじみしていたところに、ハウスメーカーのHさんからのメール。

昨日の現場です、と現在の我が家の写真を送ってくれた。

きゃー、リビングの天井に木が貼られてるー!素敵!!

メランコリックな気持ちはどこかにすっ飛んで行った。

吹き抜けの斜めの天井に、少しずつ色味が異なる木をリクエストしていた。

サンプルでは確認していたけれど、こうして形になると味わい深くてとっても良い。

ここにブラックのシーリングファンが下がる予定。

少し距離があるのと、こんな時期なのもあり、なかなか建築現場に足を運べない。

夏の間は海街の駐車場には余裕がなく、朝一に行かないと車も停められなかった。

私はハウスメーカーの皆さんへの信頼がとっても厚いので、何ら心配はしていない。

一生懸命に我が家を作ってくれている。

担当のHさんに棟上後現場を訪れた時に、

「この形を図面の段階で想像できていたんですよね、すごいです!ありがとうございます。」

と伝えると、

「いえいえ、ここにいるみんなで作り上げているので、全員の力です。」

現場監督の経験もある建築士の彼が、力強くそうおっしゃった。

信頼するスタッフとともに家づくりをしているという自信に溢れている。

私は良い会社と出会えたんだな、と本当に幸せに思った。

やっと見つけた海街にもうすぐ出来上がる我が家を、心から楽しみにしている。

 

ここから考えるのは家のインテリアのこと。

最近はどこに行っても、お店のディスプレイや壁にかかっているフレームのバランスや敷かれているラグなどに目がいく。参考になりそうなものを携帯で撮らせてもらう。

引っ越しが近づいているので、買い物は控えている。その代わり、新しい家ですぐに使えそうなインテリアのものは少しづつ揃えている。都会にはインテリアショップもたくさんあるし、あらゆるものがたくさん見られる。ネットでも必要な買い物はできるけれど、できれば自分の目で見て触って質感も確認したい。

 

25歳で結婚、27歳で子供を産んで、奥さんもお母さんも頑張ってきたし、これからは気持ちよく暮らさせてもらっても良いかしらん?

大好きな海街で、好きなように建てた家で、お気に入りのものだけに囲まれて暮らす。

私の我がままをいつも聞いてくれる理解のあるパートナーと、いつも快く応援してくれる子供に感謝。

 

この続きは、また次回。

sea you soon