On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

ソファーの運命。

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だいぶ前にお得なキャンペーンの誘いに負けて、勢いで購入してしまっていたソファー。

2階リビングだから、サイズ感も含めて引っ越しが済んでから購入しようと決めていたはずの大型家具ソファー。

買ってしまったのは仕方ないし、とにかく夫婦でとっても気に入っている。

2階に無事に上がるのか、実はずっと心配していた。

 

振り返れば、私達はいつも後先考えずに勢いで行動してきたように思う。

結婚だって、勢いだったと思う。

婚姻届を出す直前に、区役所の前で我に返った旦那さんが言った。

「僕たち結婚していいんだよね?」と。

結局、きちんと提出したけれど。

 

海街の土地を見つけて、家を建てることにしたのも勢い。

もちろん、海街にいつか住むことは考えて、家探しもしていた。

元々は中古住宅を買って、気になるところはリフォームする計画だった。

それなのに、要望が全て叶った土地が出たら、予算も考えずに飛びついてしまった。

普段、冷静な旦那さんもスイッチが入るとイケイケになる傾向がある。

だいたい「あなたが気に入ったのなら。」とゴーサインを出してくれてしまう。

そして、始まった海街での家づくり。

 

工事は着々と予定通りに進んでいて、あと2週間で完成予定。

階段がついたので、家具店の配送の担当者に下見に来てもらった。

朝からドキドキしながら、ハンドルを握り海街に向かった。道が空いていたこともあって、早めに着いた。

ご近所のカフェで約束の時間まで、オーナーのおじさまに美味しいコーヒーを淹れて頂き、お話ししながら過ごした。

このお話がとっても面白かったので、いつかシェアしたいと思う。

時間になって家に向かうと、配送の道でもう何十年という雰囲気のベテラン感漂うスタッフの方が、既にメジャーと筆記用具を持って待っていた。

家の玄関から測り始め、問題の階段の幅や吹き抜けの高さも測り、何やら計算し書き込んでいる。

階段がダメなら寝室の腰高の窓から吊り上げるしかなく、そちらもご案内した。

窓枠の寸法を何度か測り、少しの間考え込んでいた。

「窓はダメだな。」とポツリとおっしゃった。

「え?ダメですか?」

「電動のソファーでしたよね。重さもそうなんですが、吊り上げてから方向を変える時に、高さに余裕がないんです。」

「どうしましょう!」

「階段ですね、階段から行けるんじゃないかな〜?」

「本当ですか??階段行けちゃいます?ぶっちゃけ、ご経験からいってどう思われます?」

「大丈夫だと思います。」

「やったー!!!!!!」

喜びました、とっても喜びましたとも。

ずっと気にしていた、ソファー問題。見事に解決!!

その配送スタッフさん曰く、我が家は2階建てだから吹き抜け分の高さがあったこと(3階建だと天井があるので高さが厳しいそう。)、階段の壁に細工などがなくスッキリしていたこと、階段の形がコの字型でなかったことが幸いしたそう。

あー、あのソファーでビール片手に寛ぐ日が待ち遠しい。

 

と喜ぶのも束の間、引っ越し屋さんから衝撃の事実を聞いた。

引っ越し屋さんの話は、また次回。

sea you soon