On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

ラジオ。

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昔からラジオをよく聴く。

手を動かしている時も、ドライブしている時も音楽だけを聴くよりもなんだか耳に心地よい。

今は、海街のコミュニティーラジオをつけることから朝が始まる。

ひとりでいる時間が長い生活を海街で始めてから、さらにラジオを聴く時間は増えている。

今はアプリを使えば、聴き逃した番組も、時間的に聴くのが難しい番組も好きな時に聴くことができる。

地方の町のコミュニティーラジオさえも聴けるのだから、すごい世の中になった。

 

音楽もそうだけれど、やっぱり昔からよく聴く声の方が耳馴染みが良い。

親しみがあると言うか、親戚くらいの身近さを勝手に感じてしまっている。

私はずっとピーター・バラカンさんの大ファン。

前にTBSで長く放送していた、深夜のCBSドキュメントもよく見ていた。

鋭い視点ながら、わかりやすい解説で本当に良い番組だった。

彼のあの優しいお声もそうだけれど、控えめな話し方も全方位博識なところも大好き。

何十年もいろんなお話を聞いているけれど、本当に勉強になるし面白い。

もちろん音楽の選曲も私好みだし、ずっとずっと聴いていたい。

もっと担当のラジオ番組が増えれば良いと思う。

interFMとTokyoFMはタイムフリーで聴けても、ライブでしか聴けない土曜日の朝のNHKをいつも聴き逃してしまうから、NHKもタイムフリーにして欲しい。

投書しようかしら?

 

私の住む海街で、なんと彼に会ったことがある。

その夜はいつも行く海の家で夕ご飯を食べようと、ワンコを連れて子供と海に出かけた。

席に着くとスタッフの方が、

「今日はチャージがかかりますが、よろしいですか?」

と聞く。

そこは週末などにライブがあったりするので、その時はいつもチャージが別途かかる。

「誰のライブですか?」と聞くと、

ピーター・バラカンさんがDJをするんです。」

「なんですって!」

もう、そこからソワソワ始まるのを待った。

ラフなTシャツ姿で現れたバラカンさん。

選曲も相変わらず、私的に最高。

しばらく楽しい時間を過ごしていると、付き合わせた子供はご飯も食べ終えてしまって、飽きてきてしまったよう。ワンコも限界っぽい。

小休憩の時に海の家を出ようとすると、

「せっかくだから、写真撮ってもらえば?今、空いてそうだよ。」

と子供が言う。

音楽イベントなどでお見かけしても、なかなかそばには寄れない。

ろくにメイクもしていないけれど、意を決して子供にスマホを渡し、ずうずうしくステージにいるバラカンさんに声をかけた。

「いつも聴いています!お写真一緒によろしいですか??」

歯にかんだ笑顔で、「はい。」と応じてくれたバラカンさん。

ひとりでは心細いので、ワンコを抱いていたのだけれど、

「コッカー・スパニエルですね。」とおっしゃってワンコの頭を撫でてくれた。

うちのワンコはイングリッシュ・コッカー・スパニエル

バラカンさんの故郷の犬種だった。この子を飼っていて良かった!

お礼を丁寧に言って、足早にその場を去った。なんだか照れ臭かった。

子供に撮ってもらった写真を見ると、まぁ嬉しそうな私。

今でも、私の大切な写真の一枚。

 

他にも日曜夕方の滝川クリステルさんのSAUDE!SAUDADEで、週末の終わりを毎週感じるし、不定期に放送される村上春樹さんの村上RADIOもいつも楽しみにしている。

ラジオは私の生活には、なくてはならないものの一つ。

ラジオはスマホBOSEのスピーカーをBluetoothで繋いで聴いているけれど、いつかはちゃんとしたラジオで聞きたいなと思う。その方がラジオっぽい気がするから。

 

この続きは、また次回。

sea you soon.