On the road〜海の街で

海街に家を建てて移り住むまでのよもやまばなし。から始まった、海街暮らしと日々のあれこれ

RUN。

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高校時代はバスケットボール部に所属していた。

背が高いというだけでセンターというポジションを与えられたけれど、へなちょこプレーヤーだったのでレギュラーメンバーになったことはない。

それでも3年間続けたバスケットボールは楽しかった。

バスケットボールは試合中は、ほぼコートの中を走り回っているスポーツ。

なので、部活の練習といえばとにかく走らされる。

都会の学校だったので、人や車や信号を避けて走れるのは校舎の周り。

とにかくぐるぐる走る、ひたすら走る。

走れるようになってくると、走ることも楽しくなってくる。

季節ごとに景色は変わるし、走ることはバスケと同じくらい好きになった。

 

あれから30年。

今でも走ることは大好き。

ハーフマラソンではあるけれど、大会には2回ほど参加している。

記録は2時間10分。

なかなか2時間の壁を越えられない、へなちょこランナー。

寒い時期に走るよりも、春に走る方が好き。

花粉が落ち着いてきたので、また走り出した。

海を眺めながら4〜5キロほど軽くジョギングする。

大会前などのトレーニングでは、距離も速度ももっとレベルを上げるけれど、今はその予定もないので気持ちの良いランを楽しんでいる。

気温もまだ高くないので、爽やかな風を浴びつつ、キラキラした海面に目を細めながら走る。

最高な時間。

コロナ対策としてランニングマスクなるもので顔を覆って走っている。

息も楽だし、すれ違う方がいてもこれならご迷惑をおかけしない。

そして、何よりもUV対策になる。

この時期の紫外線はすでにかなり強いので、日焼け止めを塗っても汗で流れてしまうのでこのマスクは重宝している。

普段の生活でも使いたいくらい。

 

登山をしながら走るトレイルランがこの辺りでも人気があるよう。

走っていると山から走り下りてきた、泥だらけの足もとの屈強そうなランナーに遭遇することがある。

この辺りの山は意外と傾斜がきつく、尾根も割と狭いので走るのにはハードだとは思うのだけれど。日に焼けて真っ黒で、足の筋肉のつき方が皆さん尋常ではない。

多少の勾配はあっても、アスファルトの上を走るランナーとはまた種類が違うのだと思う。

そもそもトレイルランはどれくらいの距離を走るのか調べてみたら、大会ともなれば標高1800mの山の中を30km以上も走るらしい。

制限時間は8時間というのだから、ハードにも程がある。

ランナーによれば、自然の中で木の根や土の窪みに神経を集中させて、体のバランスをとりながら走るのは刺激的なのだそう。

山道の上り下りでは足運びやペースのコントロールが難しそう。

ロードランニングもペース配分や勾配に対しての戦略は考えながら走るけれど、山や森には想定外の障害物や天候による状況変化もあるだろうから、もっともっと複雑なのだと思う。

それが楽しいと思える日が、私にもいつかやってくるかしら。

山登りは好きだけれど。

 

明日も天気が良さそう、海風を浴びに走りに行こう。

 

この続きは、また次回。

sea you soon.